2020年11月20日金曜日

革のこと

手作り革雑貨 ブラン・クチュールというお店で購入した生成りの革製フランクリンオーガナイザーカバー。
この手のものを買ったとき、まず日光浴をさせて革の表面を日焼けさせて云々といういわゆるお作法があって、
そのお作法をきっちりやったら長く使える一品になりますとか言われてま(す?)した。


昔はそれに倣って、買ったばかりの生成り革製品は使いたい気持ちをぐっと抑えて
まずは日焼けさせてから使いだしてましたが、
最近はそんなことしなくてもいいんじゃないだろうかと思ってやらなくなりました。

なぜかというと、




これはHERZ(ヘルツ)という革製品のお店で10年以上前に購入したノートカバー。
届いたときに2~3日日焼けさせてから使い始めました。
今ではまあ、いい色になってるかな?たまにラナパー塗る程度です。


で、

で、これですが、トラベラーズノートのパスポートサイズを買ったときに、中国製の怪しい奴を買ってみたらとんでもない革をまとって届いたので、それをばらして自分で革を切って作ったもの。
生成りの一枚革でした。



今ではこんな感じ。
これ、日焼けもさせずに、自分で作ったのでできたらうれしくてさっそく使い始めたもの。
スタンプ帳です。



そのままカバンに投げ入れたりして使ってるので、こすれ傷などもありますが、

 

これが並べてみると見事に同じ。

実は以前ジーンズにはまっていた時があって、
その時も、糊付きを買ってまずは糊を落としてから穿きましょう。というのが半ば作法のように言われてて、糊落としで最初に洗ったその後は洗ってはいけないとか、膝をつくと膝の部分が色がぬけてかっこ悪いとか、洗うなら裏返してとかそれはそれは面倒なお作法があって。
結局最終的にめんどくさくなって、自分が買ったものを自分が使うんだから好きに使う!と決めて洗ったり泥だらけになったりして普通に穿きこんでました。今ではこれぞジーンズといういい色落ちしてます。

それと全く同じで素材が変わっただけ。
確かにやったほうがいいんだろうとは思うけど、その程度なんですよねぇ。
自己満足?高いものだから失敗したらどうしようとなるから、作法があるならそれに倣ったほうがいいのはその通り。でも、そういうことやろうがやるまいがその後どれだけ使うかで変わってくると思う。
毎日使って毎日手に取って、傷もつけば変色もするでしょう。

今回の手帳カバーはなにもせず、たまにラナパー塗るくらいで使っていこうと思います。